街には学ぶことが溢れている

こんにちは。終活カウンセラー1級の林太郎です。

テレビのディレクターをしたり、終活ビデオを作ったり、個人や企業のブランディングの相談に乗ったりしています。

20年ぶりくらいに理容室に行ったのですが、とても良かったです。狛江市内で30年以上続いている老舗で、サービスがとてもよく、それは長い間続くよなって思いました。

#CUT HOUS E 丸山さん素敵です

ハサミなどの技術力の高さはもちろん、髪の毛だけではなく、終わった後の顔のスッキリ感。心もスッキリ、気持ちよくなりました。

そこで、サービスのどこがよかったのかを、忘れないうちに書いておこうと思います。

①理容師はプロのインタビュアー

髪を切ったり、洗ってもらったり、顔を剃ってもらったりと、なんだかんだで、1対1でいる時間が1時間以上あるんですね。しかも、美容室と違って、洋服の上から、切った髪の毛がかからないようにするマントのようなものには、手を出す部分がないんですね。

美容室の場合は、両手を手を出す穴が空いているので、雑誌を読んだり、携帯をみたりとお客さんは好きなことをして時間を送ることができます。

でも、両手を塞がれる理容室は手を使えないので、ひたすら終わるまで待たないといけないんですね。

そうなると、お客さんがすることは、「寝る」か「話す」という2択に迫られるわけです。

理容室などは、朝起きて、行くことが多いので、全然疲れていないので、また眠るとなると、寝られない。となると、強制的に「話す」という選択肢が多くなってくると思います。

黙っていて、自分の顔をじっと見つめているのも限界がありますから。

そこで、理容室の方はそのお客さんの顔を見ながら、絶妙なタイミングで声をかけてくるんですね。

最初は、髪型はどうするのかという話から、コンタクトを取ってきます。これは、オーダーを取るので当たり前ですが、その取り方も、どれだけ丁寧に聞くか、どのような声のトーンで聞くか、話し方のスピードはどうするのかなどで、いかに信頼を得られるのかが決まってきます。

人は、第一印象で、その人の性格などが決まってしまうと言われています。第一印象が悪いと、それを回復するために、相当な努力が必要になってきます。

しかし、1時間しかない理容師には、そんな時間を割くことはできません。つまり、第一印象で、嫌われてしまったら、次はないという真剣勝負なんですね。そこに学ぶめきことがありました。

まずは、共通点を探すこと。

1)仕事の話

「今日はお仕事はお休みですか?」というような仕事の話も効果的ですよね。大人で仕事をしていない人はいないので。理容師さんも、いま現在仕事をしていますしね。

2)天気の話

一通り仕事の話が終わると、次に出される共通点が、天気なんですね。特にいまの時期、桜が咲いています。桜を知らない人はいないですし、桜の話は盛り上がります。どこどこの桜はいいだとか、誰もが一度はお花見をしますので。

3)住まい・郷土の話

「お住まいはここら辺ですか?」のような、住まいの話もしますね。人は誰もがどこらしらに、住んでますので。そこから、「実家はどこですか?」などの、子供時代の話などになりますよね。どこかしらで生まれ育ってきてますので。

4)地域のお得情報

他にも、地域情報なんかは、いいですよね、お互いに特になりますので。オリンピックの聖火リレーはいついつに始まるとか、どこどこのお店のビールが美味いとか。ネットの情報は、半信半疑ですが、やはり人から聞いた情報は信頼ができます。

これらを聞く際にも、丁寧な言葉遣いはもちろんのこと、相手を威嚇しないけど聞こええる適度な音量。話しかけすぎず、相手の話を聞くというスタンス。おいても話疲れないようにという適度な休憩時間。

これらを完璧にこなすことで、信頼関係を気づくことができ、次回の来客に繋がっていくんですね。

よくよく、観察し思い返してみると、色々なテクニックを使われているんですよね。雑談が苦手な僕にとって、とても勉強になりました。

それらが自然に、身についているのが理容師すげーなって思いました。

2)職人芸

理容院と美容院の決定的なさは、顔を剃るか剃らないか。

顔を剃刀で剃る理容院は、ある意味、決死の覚悟が必要ですよね。お客さんを椅子に座らせ、仰向けに倒す。手には刃物を持って顔に当てるわけですから。

手術に臨む外科医のような心境なのでしょうか。

#理容師も外科医も経験した事はないですが

顔を剃るとき、顔を温かいタオルで拭き、皮膚を守るクリームを塗り、温かいタオルでまた、蒸らしていく。その後に、ホワホワのクリームを丁寧につけて、顔に馴染んだらまた、暖かいタオルで蒸らして、ホワホワのクリームを塗って剃っていきます。

これらを建っていただいている時に、僕は彼が職人としか思えませんでした。

街には多くのサービスがあり、お客さんのために数多くの工夫や、技術を持っています。何気ないようなことでも、実はすごく深いサービスだったりするんですね。そういったことを気づかせていただきました。

それでは、みなさん、今日も素敵な1日をお送りください。林太郎でした。

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