なんで夫婦同姓にこだわるの?夫婦別姓について考える

こんにちは。林太郎です。テレビのディレクターをしたり、自分史VTRを作ったり、個人や企業のブランディングの相談に乗ったりしています。

昨日のてっぺん(深夜0時)にEテレで、セルフドキュメンタリー「夫婦別姓 “結婚”できないふたりの取材日記」という、2年に渡るドキュメンタリーが放送されました。

https://tver.jp/episode/82765323

内容は、ざっくりいうと、高橋という40歳の男性と、神野という27歳の女性が結婚しようとしていたんですね。しかし、婚姻届を提出するにあたり、姓名をどちらかに統一しないといけないというルールがあります。男性の姓を名乗るのが、一般的ですが、今回、神野さんはどうしても高橋の姓を名乗りたくないと言います。

神野さんは元々は高橋という姓だったのですが、幼い頃、両親が離婚し神野という姓を名乗りました。

高橋という姓には、いい思い出がなく高橋という姓に戻ると、また、過去の思い出したくない記憶の自分に戻りそうだというのが理由です。

そこで、高橋君は、神野という姓を名乗ろうとしたけど、今度は父親と母親が猛反対。

実家と神野さんの仲がなかなか、良くならない・・・。

問題を解決するために、夫婦別姓で事実婚をしている家庭を2人で訪問したり、夫婦別姓を認めて欲しいという団体の活動に参加したり、夫婦別姓を考える国会議員との会合に出席したり、なぜ夫婦別姓が法律で認められないのかを過去に猛反対していた大物国会議員に聞きに行ったり・・・というような感じの内容でした。

そもそも、大昔は男は男の姓、女は女の姓を名乗っていたとのことですが、庶民は苗字を名乗らなくなり、明治時代から、どちらかの姓を名乗らないといけないという法律ができました。

なので、たった100年くらいなんですよね。この夫婦同姓というのは。

結論から言うと、個人的には、夫婦は別姓でいいと思っています。

物事には、変えてはいけないものと、変えていくものがあります。変えていけないものは、理念・目的(本質)の部分で、それ以外(やり方)は時代とともに臨機応変に変えていかないと思うんです。

#ここ大事

わかりやすく言うと、この1年間、コロナで外出自粛のムードが、高まりそれに連れてオンラインが目覚ましく発展しました。

コロナで外出自粛だからと言って、今まで対面でやっていた営業マンがずっと自粛していたら商売が成り立ちませんよね。仕事をして、お金をもらうことで「生活をしていく」と言うのが本質でなので、やり方を「オンライン」にして行ったわけです。

大学などでも、本質は「学ぶこと」なので、やり方を登校するから「オンライン受講」と言う形にしています。

夫婦の姓に関しても、同じだと思います。「きちっとした家庭を作り、子孫を繁栄して日本をより良くしていく」っていうのが本質です。一方で「夫婦同姓」と言うのは方法ややり方という部分になります。

2015年に最高裁で夫婦は別姓でもいいではないかと言うことについて裁判が行われ、「夫婦が同姓でありことは社会的に浸透していて、合理的である。夫婦別姓を導入するかどうかは国会で審議されるべきである」と言うような裁判判決が出ています。

確かに、姓が違うと誰と誰が同じ家族なのかが全くわからなくなるデメリットはあります。

また、姓が同じになると家族や親族の一体感につながるかもしれません。

しかし、今は個人の時代です。姓を変えると周知しないといけないし、免許証とかパスポートとかハンコとか、自分の意識とか色々と変えないといけないし。

#ハンコはそのうちなくなるかもしれませんが

詰まるところ、結婚するときに、姓を選べればいいんですよね。

ライフスタイルが変わった今、婚姻にも多くの選択肢があってもいいと思います。

今週の月曜日に、国会で夫婦の姓に関する議論がなされたと言うのをテレビで見ました。多分これ↓

https://www.fnn.jp/articles/-/144588

ここに来て、自民党議員の中にも夫婦別姓賛成派が増えてきているようです。コロナで生活などに大きな変化を求められている時代です。近いうちに、法律が改正される気がしてなりません。

余談ですが、今回、主役となった高橋君(40)は、この番組のディレクターで、全て自撮りだったんですね。もはやホームビデオみたいな感じで、撮影していました。奥さんとの2ショットとか、お父さん、お母さんに会いに行って一人でカメラを回しながら撮っていました。自分だったら、照れ臭くてこんな深い内容はなかなか、聞けないなって思いました。素晴らしい作品でした。

さすが、のり君!!!

・・・

そう、知り合いのディレクターだったんです。

#高橋敬明(たかはしのりあき)で通称のり君

それも、僕がこの業界に入ってから知ったディレクターではなく、同じ幼稚園と小学校に行っていて、僕の家から30秒くらいで行ける親友なんですね。幼馴染で竹馬の友。毎日のように、登下校していました。

彼は弁護士になりたいって言っていて、僕も紆余曲折しまくって、なぜか、今、お互いに同じテレビ業界にいるということも、改めて不思議だなって思いました。

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